春こそ紫外線対策の始めどき!3月〜6月に日焼け止めが必要な理由とは?
- info920602
- 4月5日
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春の陽気に誘われて外出の機会が増える3月から6月。この時期は、気温の上昇や花の開花とともに、新しい季節の訪れを感じる一方で、紫外線も徐々に強まり、肌への影響が本格化する時期でもあります。多くの人が「紫外線対策は夏になってから」と考えがちですが、実はこの春から初夏にかけての時期こそ、日焼け止めによるスキンケアが非常に重要です。
特に、紫外線対策と保湿ケアを同時に考えたいこの時期には、保湿力と紫外線防止機能をバランスよく備えた日焼け止めが注目されています。肌の状態が揺らぎやすい季節だからこそ、快適に使い続けられる処方や使用感も大切なポイントになります。
春の紫外線はすでに強い
紫外線対策といえば真夏を思い浮かべがちですが、実は春の時期こそ注意が必要です。実際に紫外線量は3月から急激に増加を始め、6月には真夏と同等のレベルに達する地域も少なくないといわれています。
特に注意したいのが「UV-A(紫外線A波)」です。UV-Aは波長が長く、肌の奥深くまで届くため、真皮に影響を与えてハリや弾力の低下につながる可能性があります。一方、「UV-B(紫外線B波)」は表皮に作用し、赤みや炎症、いわゆる“日焼け”を引き起こす原因になります。
春の空気は澄んでいて、紫外線が直接地表に届きやすいという特徴もあります。そのため「春の日差しは弱い」と油断していると、知らないうちに肌ダメージが蓄積していることも。さらに、春は外出の機会が増える季節。行楽や通勤、入学式や新生活など、意識しないうちに紫外線を浴びているシーンが多くあります。
肌老化原因の80%は紫外線によるもの!だからこそ、春の段階から紫外線対策を始めておくことが大切なのです。日焼け止めは、夏だけのアイテムではありません。春の紫外線にもしっかり対応できるアイテムを使い、日常的に肌を守る意識を持ちましょう。
紫外線は蓄積される
紫外線による肌ダメージは、1回の強い日焼けによるものだけではありません。日々の少量の紫外線でも、時間とともにダメージが蓄積されていきます。
つまり、春のうちから無防備に過ごしてしまうと、肌内部では少しずつ影響が蓄積され、夏になってから急に現れるシミ・くすみ・乾燥などの原因になってしまうのです。
春から日焼け止めを取り入れることは、肌の健康を長期的に守る「予防美容」としても重要な位置づけになります。積み重ねてきたケアが、年齢を重ねたときの肌状態にもつながると考えると、日々の対策の大切さが実感できるはずです。
保湿と紫外線防止の両面から肌をケアできる日焼け止めは、春からの肌ダメージを軽減する上で心強い存在です。毎日のスキンケアに取り入れることで、乾燥しやすい肌を守りながら、日差しによる負担をやさしく和らげることができます。春先のゆらぎやすい肌にもなじみやすく、肌表面をなめらかに整える手助けをしてくれます。
天候に惑わされやすい時期
春は天候が不安定で、曇りの日や雨の日も多くなります。しかし、「曇っているから紫外線対策は必要ない」という考え方は、肌にとってはリスク。
実は、曇りの日でも紫外線量の6〜8割が地表に届いており、晴天時ほどではないにせよ、無防備に外出すれば十分に日焼けしてしまいます。また、風が強い日や気温が低い日でも、紫外線は降り注いでいるため、肌への影響は年間を通して無視できません。
さらに春は気温が快適で紫外線を感じにくいため、つい対策を怠りがちです。UV対策は日差しの強さだけで判断せず、天候にかかわらず習慣として取り入れることが大切です。特に頬骨や額、鼻の頭など、紫外線が集まりやすい部位は重点的にカバーしておきましょう。
肌がゆらぎやすい季節にこそ、やさしい日焼け止めを
春は気温差や花粉、黄砂などの影響で肌が敏感になりやすい時期です。そのため、「日焼け止めを塗るとピリピリする」「乾燥してしまう」という声も少なくありません。
最近では、こうした季節特有の肌状態に配慮した日焼け止めが登場しています。アルコールや香料を含まない処方、紫外線吸収剤を避けたやさしい使い心地のものなど、肌に負担をかけにくいアイテムが選ばれる傾向にあります。
スキンケアと同様に、日焼け止めも肌状態に合わせて選ぶことが大切です。春の揺らぎやすい肌にフィットするアイテムを取り入れることで、紫外線対策を無理なく続けやすくなります。肌への摩擦が気になる人は、ミルクタイプやジェルタイプのなめらかな日焼け止めを使ってみるのもおすすめです。
通勤・通学・洗濯干し…意外と浴びている日常の紫外線
毎日外に出るわけではなくても、朝のゴミ出しや洗濯物を干す時間、窓辺での作業や運転中など、意識せずに紫外線を浴びている場面は意外と多く存在します。
たとえ数分でも、肌が露出している限りは紫外線の影響を受けるため、「家にいるだけだから」と安心せず、日焼け止めは日常的に取り入れる習慣が望ましいといえます。特に首元や手の甲など、うっかりしやすい部位は丁寧にケアしましょう。
また、紫外線は頭皮にも影響を与えるため、帽子やフードなどで直射日光を避ける工夫も有効です。できればツバの広い帽子を選んだり、日傘を活用するなどの工夫もおすすめです。
日焼け止めの使い方の基本とポイント
効果的な紫外線対策のためには、日焼け止めを「適切な量」「正しいタイミング」で使うことが大切です。
適量をしっかり使う
顔全体に使う場合、パール粒2個分〜1円玉大程度が目安とされています。薄く塗りすぎると、表示されているSPF・PAの効果を十分に得られないことがあります。ムラなく丁寧に塗ることで、効果を発揮しやすくなります。
2〜3時間おきに塗り直しを
汗や皮脂、摩擦などで日焼け止めは時間とともに効果が薄れてしまいます。外出時やレジャーでは、2〜3時間おきにこまめな塗り直しを心がけましょう。外出先では、スプレータイプやパウダータイプを使うと便利です。
落とし忘れにも注意
一般的な日焼け止めの中にはクレンジングが必要なタイプもありますが、洗顔料だけで落とせる処方のものも存在します。後者は肌への負担を抑えやすく、日々のケアにも取り入れやすいため、紫外線対策を習慣づけたい人にとって心強い選択肢です。
【まとめ】春のうちから「守る習慣」を
春から初夏にかけての3月〜6月は、紫外線量が急激に増加し、肌への影響が本格化するタイミングです。この時期にしっかりとしたUV対策を始めておくことで、夏本番の紫外線にも備えることができ、将来の肌の健やかさを保つための大きなステップになります。
「まだ夏じゃないから大丈夫かな」
「今日は曇ってるし平気かも」
「近所に少し出るだけだから塗らなくてもいいかも」
ついこんなふうに考えてしまいがちですが、春からの紫外線は着実に肌に影響を与えます。無理のない範囲で日焼け止めを取り入れることで、肌をやさしく守る習慣につながります。
肌のコンディションを整えるためにも、春からの紫外線対策を「特別なこと」ではなく「日常の習慣」として取り入れていきましょう。朝のスキンケアに組み込むだけでも、肌を守る力は確実にアップします。
紫外線は見えない存在だからこそ、日常に自然に取り入れられるケアを大切に。毎日の小さな積み重ねが、未来の肌にやさしさとなって返ってくるはずです。